Dog ears

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 車が売れなくなったのは何故だみたいな記事に対して「金がかかりすぎる」とか「都市部では要らない」みたいなブコメが散見されて何だかなーという思いを募らせている。いや勿論、言ってる事は正しいよ。車やバイクというものは基本的に趣味で乗るものであって、「なくてはならないもの」として扱うと金銭的な面で失うものは大きい。とは言え、それって昭和の頃も同じだったんだよね。みんなお金があったから車に乗ってたわけじゃなくて、若者もあくせくバイトして小金を稼いでなけなしのそのお金を使って維持していたわけでね。何故そんな事をしていたかと言うと、それは偏に「憧れ」があったからだよ。「車がステイタス」なんて事を言うと今じゃ嫌味たっぷりの反応がかえってくるだろうが、当時はそれが当たり前の感覚で、みんなこぞってそういう価値観に浸っていた。良いとか悪いとかの話ではなく、「そういう時代だった」という事。高校生がバイクに乗って暴走族になる確率が恐ろしく高かったとかそういう時代だからね。「何故売れなくなったのか」なんて「時代が変わったから」としか言いようがない。だから、今の若者の視点から、今の車を見て、「何故売れなくなったか」を考えても意味が無いんだよ。もう当時の「憧れ」は帰ってこないし、自動車業界も今じゃ海外に視野を向けた物作りをしている。ネットで「維持費が高いから乗らない」と言っている層にはそもそも目を向けていない。だから彼らが「今の若者の主流派だ」という顔で喋っている様を見ると、それはそれでちょっと違うんじゃないかい、という気分になる。