Dog ears

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無題

 煙草を吸ってる人は見下されている、という話でそういう理屈は受け付けないと思いつつもまあよくある話でもあるかなとは考える。例えば車だ。ネット上、とくにはてな界隈では「車はただの移動手段であり、首都圏に住んでる様な人間にとってはコストばかり高い無駄な買い物である」みたいな価値観を頻繁に見かける。そしてまた、「車を趣味としている人間は金遣いの荒い前時代的な人間である」という空気も感じる。それがバイクとなると更に格が落ちる。五月蝿くて危険で野蛮な趣味。最近はちょっとした流行となっている自転車だって立場はあまり良くない。危険なのはバイクと変わらないし、車から見て鬱陶しい存在だという認識は根強い。見下されていると言ってしまえば確かにその通りだ。とは言え、趣味なんて皆そんなものだろうという気もする。もっと人気のある趣味だって口では尊敬している風な声を聞いても、本音では「自分ならやりたくない」と思うのが普通だ。人間のあらゆる属性には負の側面がある。悪手なのはそれを否定しようとかかる行為だ。理屈をこねくり回し、「自分は何も悪くない」という思考に陥った時点で、その人は信用を失う。もちろん、卑屈になればいいという話でもない。ただ「見下されているなあ」という自覚を持ちつつ、冷めた目で生きていきたいと思う。