Dog ears

更新時間 09:30、10:30、11:30、13:30、14:30、15:30、18:30、19:30

無題

エマ・ワトソンとさよならしずちゃん
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 なんだか「弱者男性」というワードがネット上で飛び交っている。いわゆる「キモくて金のないおっさん」である。この種の話題はオタクやら草食系やら別のワードにすり替わって過去に何度もループしているし個人的には「またか」としか思わないのだが、私が根本的に疑問なのは、「弱者男性は別にマイノリティじゃないよね?」という点だ。キモイおっさんも、金のないおっさんも、世の中でいえば多数派だろうし、もちろんそれは救済されるなら素晴らしい事だが、あまりにありふれていて、今更「弱者だ」と言われても正直ピンとこない。寧ろあなた達は多数派である事を盾に色々やってきたじゃないかとさえ思う。金がなさすぎて生活出来ない、顔がキモすぎて人と話せない、そういう例外ならば話は分かるが、みんなどうももっと広義な意味での「弱者」を論じており、例えばエマ・ワトソンの様な、明らかに恵まれている人間に対して、敵愾心を燃やしている。過去にブコメなどで言及した事もあるが、私は基本的に、「愛は差別である」と考える。親子愛も兄弟愛も恋愛も、全て一方を持ち上げ、他方を持ち下げるという明らかな差別であり、いくら「無償の愛」などと言葉で飾っても、その本質は変わらない。誰だって自分の子供は可愛いし、恋人は愛おしい。しかしそこには「公平さ」なんて欠片もない。万人に公平であろうとするのは即ち人間性の否定であり、政治家や軍人などの一部の人間に対してのみ当てはまる姿勢だ。自分の利益や人間性を守る為に、人は差別をせざるを得ない。その点だけはフェミニストであろうと弱者男性であろうと変わらない。両方とも同じ立場にいるのだから、もっと仲良くしたらよいのにとすら思う。

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