無題

 90年代後半辺りのアニメソングをつらつらと聴いていると子供の頃の記憶がふっと浮かんでは消えていく。まだ20年そこそこしか生きていないのに、あまりにも遠い記憶だ。幸せも不幸せも同時に蘇って言葉が出ないが今更どうこう出来る事でもないという諦めが冷静を保たせる。揺れる火を眺めている様な気分になる。よく「過去の自分に何か言いたい事はあるか」という話があるがそんなもの一つに絞れる筈が無い。真摯に過去と向きあえば後悔が溢れ出る。怖いのは過去だけではない。これから先も何度同じ間違いを犯すのか考えただけで恐ろしい。しかしそんな事ばかり考えてはいられない。音楽が終わればまた今の日常が戻ってくる。人間の時間はそこまで連続していないとこの頃よく思う。

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